自律神経は人の体に重要な神経です。物事に集中したり仕事をしたりする時に必要な交感神経と、体を休めたりぐっすり眠る時に必要な副交感神経が毎日の生活の中で適度に入れ替わることで、健康な生活を送ることができます。
ですがこの神経は、日々のストレスや月経、妊娠、出産などで起きるホルモンバランスの変化で簡単にバランスを崩してしまいます。
自律神経が乱れると、頭痛のような身体的な不調や精神的な不調が生じてしまい、健康的な生活を送ることができなくなってしまいます。
自律神経が乱れて頭痛がする、という人は自分の生活習慣を1度見直してみませんか? 自律神経に悪影響を及ぼす生活習慣としては、寝る時間が不規則だったり、栄養バランスが偏った食生活を送っている、毎日忙しくてしっかりと休めていない、ストレスを発散する場がない、家族や仕事上でトラブルを抱えているなどが挙げられます。
自律神経が乱れる原因として1つにはヒトにもともと備わっている体内時計の乱れがあります。夜勤などで生活リズムが狂いやすい働き方などは体内時計が狂いやすく、自律神経が乱れる原因でもあります。
また夜遅くまでパソコンやスマホをいじり、朝方まで眠れなくなってしまう習慣も自律神経の乱れにつながります。体内時計を整えたい場合、朝目覚めたら太陽光を浴びたり、日中15~20分間仮眠をとることで体内時計のリセットを行うことができます。
また眠れないことが分かっているのであれば寝る直前のパソコンやスマホは控えるように努力すべきです。また自律神経が乱れる生活習慣の要因のもうひとつとして、いろいろなストレスが挙げられます。
特に精神面のストレスは大きく、心だけでなく頭痛や胃痛など直接的な体の不調にもつながっていきます。人間関係や働き方への悩みは現代社会において珍しくない問題となってきました。ストレスや悩みは耐えるのではなく、変えていこうと努力することも大切です。
上記で紹介した自律神経の乱れの原因であるストレスの解消に、適量であれば、アルコールも効果的です。ですがアルコールには頭痛の原因である脳の血管の拡張作用がありますので、飲みすぎは厳禁です。
自律神経の乱れによって頭痛が生じている人にとっては、ストレス解消法としてアルコールの摂取を選ぶのは避けた方がいいでしょう。人によってアルコールへの耐性は様々ですが、血管を拡張させやすいアルコールとして赤ワインは要注意です。
頭痛に悩まされている人にはおすすめできないアルコールですので、避けておくべきでしょう。
また暴飲暴食も頭痛の原因につながります。単純に栄養バランスの偏りの原因となり、自律神経の乱れにつながることも考えられますが、暴飲暴食によって胃や肝臓への負担がかかります。
胃や肝臓に血液が優先的に回ることで血行不良に陥り、その結果脳へ必要な栄養や酸素がいかず頭痛が生じることがあります。身体的な機能は連動していますので、結果的に暴飲暴食やアルコールの過剰摂取は頭痛の原因にもなりうるのです。
また過剰な睡眠や睡眠不足でも頭痛は生じます。例えば眠りすぎた場合の頭痛は、身体の緊張がゆるみ血管が広がってしまうことで痛みにつながります。
血行が悪くなってしまうと血液を運ぼうと血管が広がるのですが、その際周囲の神経を圧迫することになり痛みが生じるのです。
睡眠不足の場合も、疲労がとれなかったり、体内時計の乱れが原因で睡眠不足になる場合など下人は様々ですが、眠れない状態によって筋肉がこわばる場合でも血行不良は起きます。
血行不良自体が頭痛を誘発する原因にもなります。 疲労の蓄積から自律神経が乱れ、身体的な不調の症状として頭痛が生じることも十分考えられます。
適切な睡眠時間は人それぞれですが、休日だけでも構わないので、1度自分の疲労感がしっかりとれるまで十分な睡眠をとることを心がけてはいかがでしょうか。
心身の疲労を回復するために質の良い睡眠をとることは、自律神経の乱れにも、それによって生じる頭痛の予防にも役立ちます。
自律神経と関連深い項目
頭部
首・胴部・腕
お腹・腰・足
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