頭痛の原因には、頭痛の種類によっても様々なものが考えられますが、実は頭に原因があるのではなく自律神経の乱れが頭痛の原因になっている場合があります。
人が活動をする時に自動で体の調子を整えてくれる神経を自律神経と言いますが、それには交感神経と副交感神経と呼ばれる2種類があります。交感神経は体に緊張をもたらし、副交感神経は落ち着きをもたらします。
2つの神経がうまくバランスを取って切り替わらないと、体に何の異常もないのに頭痛がしたり、精神的に不安定になったりしてしまうのです。そんな自律神経の乱れは日々の生活習慣を正していくだけで整えることができます。
自律神経を整えるうえで、徐々に効果の現れる漢方薬は良いサポートとなるでしょう。東洋医学である漢方は「気」のめぐりを良くするという考え方に基づいています。
西洋医学の薬のような即効性は認められませんが、自律神経を徐々に整えていく上ではじっくり不調を治していく効果はあると考えていいでしょう。
自律神経の症状の1つである頭痛に効果のあると言われている漢方薬は「柴胡加竜骨牡蛎湯」、「半夏白朮天麻湯」、「五苓散」の3つです。
柴胡加竜骨牡蛎湯は比較的体力のある人向けの漢方で、なんとなく調子が悪いといった自律神経特有の症状や頭痛に悩まされている人におすすめの漢方です。
半夏白朮天麻湯は、心身ともに疲れやすく、上記の漢方に比べて精神的な不調が続いている人におすすめの漢方です。
五苓散は体の水分循環を改善してくれる漢方なので、血行不良などが原因の頭痛に悩まされている人におすすめです。
冒頭でも述べましたが、即効性のある薬ではないので、継続して飲んでいくことが大切です。 しかし自律神経の乱れは時間をかけて着実に整えていきたいものです。
激しい頭痛を今後味わうことのないようにしたい場合には、規則正しい生活を意識しながら漢方薬の力を借りてゆっくり治していきましょう。
頭痛を今すぐにでもしっかり緩和したい!という方にはやはり医院で処方される鎮痛剤がおすすめです。医院で処方される薬は、手に取りやすい市販薬に比べて痛みの原因に合った鎮痛成分が処方されることがほとんどです。
市販薬はあくまで痛みの緩和剤的な役割だと考えていいでしょう。 痛みの原因にあった鎮痛成分ではなかった場合は効き方が違ってきますし、個人差ももちろんあります。
その点医院で処方される場合には、血管が拡張して痛む頭痛に対しては血管の拡張を抑える薬を処方してもらうことができるので、適格な効き目が期待できます。
ただし予防目的で飲み続けることは避けましょう。あくまで医院で処方してもらえる鎮痛剤は痛みを緩和するための薬です。
痛みが始まった軽度の段階で飲むために作られていますので、予防目的で飲用するのはやめましょう。 かえって頭痛がひどくなったり、薬に含まれる他の成分が原因で不調が生じることもあります。
市販に販売されている鎮痛剤には様々な種類がありますが、中でもロキソニンが人気を博しています。ロキソニンは病院で渡されることもありますし普通の薬局でも売られていますが、どちらのロキソニンも成分は同じです。
成分は同じなのですが、短期間の使用が目的とされており、痛みがひどくてどうにかしたいという緊急時や臨時的に使用する目的で販売されています。ロキソニンはその効き目の人気の秘訣ですが、胃への負担が少ない薬としても有名です。
また眠くなる成分も入っていませんし、形状も非常に飲みやすい小粒なので、頭痛をすぐにでも抑えたい時に手軽に飲めるので便利です。すばやい鎮痛作用にも定評があります。
ただしこちらも医院で処方される薬同様、予防目的で飲み続けるのは好ましくありません。 また市販のロキソニンを飲んでもなお症状が改善されない場合には必ず医療機関へ診断を受けるようにしてください。
自律神経と関連深い項目
頭部
首・胴部・腕
お腹・腰・足
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