自律神経の乱れが原因で頻繁に頭痛が起こることがあります。その場合は、自律神経の調子を元に戻すことで頭痛は収まります。ですから頭痛の前に、自律神経をどうやって治すか考えましょう。
自律神経は、ヒトの活発な活動に影響する交感神経と休息時やリラックスの際に影響する副交感神経のバランスが取れていることが大切です。
しかし現代社会において仕事や家庭における人間関係などの精神的なストレスや食生活の乱れ、運動不足、女性の場合には女性ホルモンの乱れや月経不順なども原因となり、自律神経が乱れてしまいます。
自律神経の乱れを整えていくことで、頭痛のような体の不調を整えることにつながります。特に自律神経と密に関わりがあるのが、ヒトに元々備わっている体内時計です。日の光をしっかりと浴びることで、自律神経を整える効果があります。
朝は太陽光をしっかりと浴びて目を覚まし、夜は早めに就寝することが好ましいです。仕事によっては夜勤がありどうしても生活リズムが崩れがちの人もいますが、その場合でも眠る時はしっかりと休息のために工夫しましょう。
できるだけ部屋を暗くしたり、日中15~20分間の昼寝、仮眠をとることで体内時計を整えることはできます。また自律神経が乱れる原因として精神的なストレスが挙げられます。
そのためストレスを抱え込まないことも、自律神経を整える上では非常に大切なことです。ストレスの原因が分かった場合には耐えようとするのではなく、どうやったらそのストレスを解消考えるように努めましょう。
ただし、そのストレスを解消することを意識しすぎて意識することがストレスになってしまうと本末転倒なので、あまり考え込みすぎないことも必要です。
バランスが難しいかもしれませんが、心身ともに疲れている場合にはまずはしっかり休むことを考えるようにしましょう。
頭痛の痛みの中でもズキズキと脈打つように痛む場合には、氷枕や冷たいタオルで患部を冷やすことで痛みを和らげることができます。脈打つような痛みの場合、頭をめぐっている血管が拡張してしまうことで神経が圧迫され痛みが生じます。
そのため拡張してしまった血管を落ち着かせるためには患部を冷やすことが大切なのです。 とはいえ、急激に冷やしたり、長時間冷やし続けることは代えって血管にダメージを与えることになってしまうので注意?必要です。
冷やし続けるのではなく、一定時間冷やしたら氷枕や冷たいタオルは患部から離すよう、間隔をあけて冷やすことを心がけましょう。なお頭痛の解消法の中には、温めるという方法もあります。
この場合は脈打つような頭痛ではなく、長時間同じ姿勢でデスクワークを行ったりすることによる緊張性頭痛に効果があります。緊張性頭痛とは、頭の後ろ側から頭全体にかけてぎゅっと狭いヘルメットを被せられたような痛みのある症状です。
頭痛が起きると、なんとなく首が痛くなったり肩が重くなったりしますよね。これらは全て筋肉が固くなってしまって引き起こされます。
そういう時は筋肉が固くなったり緊張している箇所をマッサージをしたり温めたりして、体をリラックスさせることで改善されます。
また脈打つような頭痛においては、カフェインも効果的です。カフェインには血管の収縮作用があります。本来体全体へ対するカフェインの働きというのは血管の拡張作用です。
脳内に関しては脳内ホルモンセロトニンの分泌をコントロールするための作用として血管が収縮します。 そのため頭痛にはカフェインは効果的なのです。
脈打つような頭痛に襲われた時には、コーヒーや緑茶を飲むことで痛みを緩和することができます。ただしカフェインには多少の依存性があります。
カフェインに頼りすぎるとかえって疲労感や頭痛の悪化を招くこともあるので、コーヒーは1日3~4杯程度に抑えておきましょう。
過度なカフェイン摂取により20代の男性が死亡している事故もありますから、くれぐれも頭痛の予防としてカフェイン錠剤とカフェイン飲料を併用するようなことはしないでください。
自律神経と関連深い項目
頭部
首・胴部・腕
お腹・腰・足
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