めまいが起きやすい体質の1つに自律神経が乱れている可能性が挙げられます。
自律神経は交感神経と副交感神経のアンバランスが原因で引き起こされる症状ですが、めまいを感じやすい人の原因を探っていくと、自律神経が原発因子になっているケースが結構多くあります。
過度なストレスなどが原因で自律神経が乱れると、心身に不調が生じてしまいます。不安感や抑うつ状態から発展し、めまいが生じることがあるのです。
自律神経の乱れによる身体的な不調の症状にはめまい以外にも吐き気や動悸、倦怠感や頭痛、手足のしびれや不眠などがあります。 現れる症状は人によって違ううえ、内科や耳鼻科へ行っても身体的に異常がないと診断される場合が多いです。
数字や目で見える異常がないのに上記のような不快な身体の異常がある場合には、自律神経を疑ってみる必要があります。 自律神経の乱れからくるめまいの症状に悩まされ、症状を緩和したいという場合には一度心療内科へ足を運ぶことをおすすめします。
精神的な症状と内科の機能を併せ持った医療機関なので、精神的なストレスの原因とめまいの症状を同時に取り除くことができるでしょう。
医師との質問がメインになるかと思いますが、ストレスの原因やストレス耐性を知るためのストレス診断を受けることになる場合もあります。自律神経の乱れは精神的なストレス以外に不規則な生活習慣、偏った栄養バランス、運動不足によって引き起こされます。
心療内科で精神的なストレスの原因を取り除くだけでなく、自分でも生活習慣を正していくように努める必要はあります。例えば夜早めに就寝し、朝太陽光を浴びながら起床する生活を続けるだけでも自律神経を整えることはできます。
運動不足を解消するためにはハードな運動をする必要はなく、まずは散歩や通勤通学時に一駅分歩くように努めるだけでも十分運動不足解消につながります。意識的に自律神経の乱れを整えるだけでも、自律神経の乱れからくるめまいの症状は緩和されるはずです。
貧血気味、虚弱体質な人もめまいが起きやすい体質であると言えるでしょう。
この体質の場合にはフワフワとしためまいやグルグルとしためまいより、立ち上がった瞬間にクラッとくるめまいが多いです。
貧血や虚弱体質によって生じる血流の流れにくさ、血行不良によって脳へ酸素がうまく運ばれないことが原因として挙げられます。
そのため、立ち上がった瞬間にクラッとする、目の前が真っ暗になる、ひどい人は意識を失うこともあります。 そのようなめまいに悩まされている場合は、急に立ち上がらないようにしたり、長めの入浴を避けることでクラッとくるめまいを避ける必要があります。
自律神経の乱れの場合と同様、偏った食生活を避け、しっかりと睡眠を取り、疲労を取り除くことが大切です。
日本テレビ「世界一受けたい授業」で放送されためまいの専門家・坂田英明先生によるめまいの見分け方にキョンシー歩きという方法があります。自宅で簡単に診断することのできる方法なのでやってみてくださいね。
1.立った状態で腕を前にまっすぐ伸ばす
2.目を閉じ、膝を水平になるまで上げ、下すを繰り返し、50回足踏みする
3.終わった後に距離50cm、角度が45度以上ズレていたらめまい体質!
平衡感覚を司る内耳が原因のめまいに対する見分け方です。番組内ではめまいが起きると同時に耳鳴りや吐き気に襲われ、発作の度に難聴が悪化するメニエール病が起きやすい体質かどうかが確認できる方法として紹介されました。
もしこのキョンシー歩きでキョンシー歩きで異常がない場合でも、「どうもフワフワとした不快なめまいを感じる」という人は、心理的な要因からくるめまいを疑ってみる必要があります。
逆に「クラッとする倒れそうなめまい」を感じるという人は貧血等のもっと深刻な疾病が原発因子になっている可能性があります。
あまりにもつらいめまいの症状の場合には、必ず医療機関へ足を運び、医師の診断を受けてくださいね。めまいは重大な身体の異常のサインである可能性もあるので、早めの受診が肝要です。
自律神経と関連深い項目
頭部
首・胴部・腕
お腹・腰・足
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